海外転職のデメリットで押さえておきたいポイントはこれだ!
「海外に転職して現地で働くことができたらいいな〜」と考えている方は多いのではないでしょうか。
確かに、日本の企業で働くのとは違い、海外転職には次のようにたくさんの魅力がありますね。
・英語を中心に外国語のスキルが大幅にアップする
・文化背景の違う人とチームワークを組むスキルを習得できる
・フレックス制の企業が多く、意味の分からない残業をしなくても良い
・海外での労働経験は一生の価値がある
・日本に帰ってきた時に海外と接点のある会社から重宝される(他の求職者と差別化を図れる)
しかし、海外転職にはデメリットも幾つかありますので、事前にしっかりと確認しておいてください。
人気の高い国では就職や転職が難しくなっている
アメリカやイギリスを中心に、海外の人気の高い国では就職や転職自体が難しくなっています。
なぜ海外の企業への就職や転職が難しいのか、幾つかの理由を見ていきましょう。
・国内の雇用を守るため、自国民を雇う方がメリットが大きくなっている
・言語の壁にぶち当たる(英語に加えて現地語の能力が必要なケースもある)
海外で働きたい思いがどれだけ強くても、その願いを叶えられる人はごく僅かですよ。
福利厚生が整っていない
海外の企業に転職して働く場合、日本の手厚い保険や退職金のサービスを受け取れなくなるデメリットがあります。
海外でその国の保険や年金に入る形になりますが、日本と比較してみると福利厚生は整っていません。
日本のように手厚いサービスの国はほとんどありませんし、海外で年金を積み立てたとしても受給できる年齢まで働く人は少ないのではないでしょうか。
つまり、海外転職をする予定の方は会社の保険や年金に頼るのではなく、自分で貯蓄をして将来のことを考える必要があります。
一定の語学力が必要
上記でも軽く説明しましたが、海外転職では当然のように一定の語学力が必要です。
仮に日本語しか話せないとして、どのような弊害があるのかまとめてみました。
・海外の企業への就職や転職の土俵に立つことすらできない
・書類や各種手続きができない
・日常生活やビジネスでコミュニケーションが取れない
現地で暮らして他の社員と仕事をしていく形になりますので、相応のスキルを習得しないといけません。
現地採用の場合は給与が下がる
海外の駐在員として働く場合は、ハイキャリア転職で給与が上がることはあります。
しかし、現地採用で転職するのであれば、給与が下がりやすい点には注意が必要です。
物価の安い国では給料が下がってもゆとりある生活を送ることができますが、とにかく高給を取りたい方はあまり海外転職を検討しない方が良いでしょう。
日本に帰ってくる際に不利になるケースもある
海外の企業に転職して一定期間に渡って働き、それなりに実績を残してきたのであれば高く評価されます。
これから海外の企業と接点を持つ予定の会社であれば、他の求職者と差別化を図ることができるでしょう。
しかし、古い体質の日系企業の場合、次のように海外勤務の経験が正しく評価されないことがあります。
・海外の企業に転職して働いたこと自体が良く思われない
・海外で働いた期間のキャリアが無駄だと考える
もちろん、転職先の候補として加えなければ良い話ですが、国内のマーケットだけを見ている企業からは海外転職の経験が役に立たないと心得ておくべきです。
日本が恋しくなる
日本が恋しくなったり寂しくなったりするのは、海外転職の大きなデメリットだと言えます。
最初は何もかもが新鮮で楽しいと感じている人でも、日本で住んでいる時とは違って気軽に友人や恋人と会うことはできません。
「休暇を使って日本に帰れば良いじゃん」と考えている人はいますが、飛行機に何度も乗るのはしんどいですし金銭面でも大きな負担が加わりますので、日本が大好きな人に海外転職は向いていないのです。